2012年12月11日火曜日

「中日技術産業信息網」 人民網と日経BP社、共同でサイトを開設


チャイナプロジェクトの樋笠です。人民網と日経BP社が共同で情報サイトを開設するというニュースです。日経BP社が中国語サイトへコンテンツ提供する形になりますので、中国において日本の産業・技術動向に関するニュースがより広がりやすくなると思います。
 
 
人民網と日経BP社、共同で技術産業情報サイトを開設
 
 人民網股フェン公司と株式会社日経BPが共同で開設した中国語情報サイト「中日技術産業信息網」は、10月25日に開通後、約1カ月間にわたる試運営を経てこのほど正式な普及段階に入った。両社が共同でウェブサイトを開設するのはこれが初となる。同サイトは専門的な情報サイトであり、中国と日本および世界各国・地域の最新の技術・産業・ビジネス情報を読者に提供する。人民網がサイト運営を担当し、日経BP社が全てのコンテンツを提供する。人民網が10日に伝えた。


 

http://finance.people.com.cn/n/2012/1009/c348883-19207277.html

 1カ月にわたる試運営期間中、「中日技術産業信息網」には多くの読者がアクセスした。特にパソコンやデジカメ、最新家電に関するB2Cの内容にアクセスが集中したほか、産業の動向や最新のエネルギー、環境、自動車、電子・半導体に関するB2Bの内容も注目を集め、高評価を得た。人民網は今後も日経BPとの提携を深め、オンラインからオフラインへと業務の幅を広げていく構えだ。
 
 
 「中日技術産業信息網」には、(1)産業/経営(2)エネルギー/環境(3)機械/自動車(4)デジタル/IT(5)電子/半導体(6)工業設計----の6つのコーナーが設けられている。記事の内容は、日経BP社の中国語ニュースサイト「日経技術在線!」、「日経能源環境網」の一部内容のほか、日経BP社が有するビジネス、IT、建築、医療、ファッションなどのニュースリソースの中から、中国人読者のニーズに合うものをピックアップし、人民網のプラットフォームを通じて中国人読者に伝えている。
 
1969年に設立された日経BP社は日本経済新聞社グループの子会社で、ビジネス、技術、生活などを扱う出版社としては日本最大。雑誌や書籍の出版のほか、ネットメディアを通じた情報発信、各種展示会の開催などを手がけており、発行雑誌は38誌、運営サイトは17サイトに上る。年に400冊以上の書籍を出版しているほか、展示会を年に十数回、シンポジウムを数百回開催。傘下には調査・コンサルティング会社も数社抱え、メディアの強みを生かした多種多様なサービスを展開している。
 
 日経BP社の報道のユニークさは、電子機械技術者や情報処理技術者、一級建築士など有資格者を含む専門記者による「スタッフライター制度」にある。専門記者が直接、専門記者だからこそ知り得る情報源に取材し、ニュース・コラム・評論を執筆することで、速報性を保ちながら、専門性の高いコンテンツを確保している。
 
 日経BP社は日本の各メディアの中で率先して中国に目をむけ、1999年には日本で初めて中国語で電子・機械・IT分野の専門的なビジネス・技術情報を提供するニュースサイト「日経技術在線!」を開設した。2011年にはエネルギー・環境問題の深刻化を受け、第2の中国語サイト「日経能源環境網」を開設。エネルギー・環境・新エネルギー車などの分野に焦点を絞り、情報を提供している。
 
http://j.people.com.cn/94476/8053922.html
人民網日本株式会社 Dec 11 2012
 

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